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子供の永久歯はいつの時期が虫歯になりやすい?

お子様の乳歯が抜け、永久歯が生えてくると、虫歯にならないか心配な保護者の方も多いのではないでしょうか。できれば一生虫歯がなく、健康な歯でいてほしいものです。今回は、生え変わった永久歯はいつの時期が虫歯になりやすいのかをご説明します。

【永久歯が生える時期】

個人差がありますが、一般的には6歳頃から永久歯の萌出が始まります。最初に下の前歯の乳歯が抜けて永久歯へと生え変わり、ほぼ同時期にかみ合わせの中心となる、第一大臼歯と呼ばれる奥歯が生えるのが一般的です。
まれに、乳歯の下に存在するはずの永久歯が生まれつき欠損している場合があります。
また、永久歯が存在しても、乳歯が抜けずに残ってしまうことがあります。その場合は永久歯が本来生えるべき位置とは異なった位置に生えてしまうなど、歯並びやかみ合わせに重大な影響を及ぼすことがあるため、永久歯が成長して、生え変わりの時期がきてもなかなか乳歯が抜けない場合は、乳歯の抜歯が必要な可能性もあります。

文部科学省 令和元年度学校保健統計調査速報 より 作成

【いつの時期が虫歯になりやすい?】

 永久歯は6歳前後から生え始めますが、永久歯が生えてから比較的短期間にう蝕が増加していていきます。興味深いことに、10~12歳までは統計上、虫歯率が減少しています。これは、乳歯から永久歯に生え替わる過程で、乳歯の虫歯が一緒に抜けてしまうのが原因だと考えられます。しかしせっかく歯の生え替わりで低下した虫歯率も、17歳までにはほぼ元に戻ってしまいます。つまり永久歯の生え始めが虫歯になりやすいことが分かります。


出典:平成30年度 学校保健統計調査報告(抜粋)文部科学省 より作成

【なぜ永久歯は生え始めがむし歯になりやすいのか?】

生えはじめの歯ほどエナメル質が弱いため、酸におかされやすく、むし歯になりやすいという特徴があります。一度むし歯になると穴があくまでの進行もはやいので、注意が必要です。
また、学童期は乳歯と永久歯が入り混じり、歯が抜けている部分もあって、みがきにくく、とくに奥に生える第一大臼歯は、完全に生えそろうまで手前の乳歯より背が低く、ハブラシが届きにくく、どうしてもみがき残しが多くなります。

【まとめ】

永久歯が生えて間もないころは、虫歯になりやすいため、症状がなくても定期的に歯科医院を受診し、適切な予防処置を受けることが、子供の一生涯のお口の健康につながります。そのため保護者の方の意識も非常に重要とされています。
お子様の将来のお口の中にご不安や、お悩みがある方はお気軽に当院にご相談ください。