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乳歯の虫歯の進行状態と治療法

乳歯は、永久歯に比べて虫歯になりやすく、虫歯になった場合、進行が早いのが特徴です。
また、乳歯の虫歯は痛みが出にくく、小さな子供であれば上手に痛みを伝えることが難しいため、気付いたときには重症化するケースも少なくありません。
では、乳歯の虫歯の進行度とその治療法はどのようなものがあるかをご説明します。

【乳歯の虫歯の進行度と治療法】

【乳歯の虫歯のリスク因子】

1歳半~3歳の時期のむし歯に関するリスク因子に関しては多くの研究がされています。
「1歳6か月以降の授乳」、「1日3回以上の甘味飲食」、「保護者のむし歯経験」、「フッ化物歯面塗布回数」などが虫歯との関連性が高いといわれています。

尼寺理恵 他 小児歯科学雑 誌 44(3):347-354 2006

【乳歯の虫歯の予防策は?】

➀間食としての甘味食品・飲料の摂取回数
幼児の健全な発育の観点から、1日2回程度の間食習慣はOKです。間食内容を工夫し、時間を決めて飲食する習慣をつけましょう。
また、甘味料のうち、むし歯誘発性の低い甘味料を選ぶことも重要です。

②授乳習慣・仕上げ磨きなどの改善
1歳6か月を過ぎての就寝時の授乳など、虫歯の原因となる授乳習慣を改善することや、毎日保護者が仕上げ磨きをする習慣の徹底なども重要です。また、併せて保護者が自らの早期治療や定期的な歯科健康診査の受診を心がけるなど保護者自身の歯科保健行動の向上も必要といわれています。

③フッ化物歯面塗布
フッ化物歯面塗布の回数に応じて、虫歯抑制効果の増加が認められるため、乳歯の萌出状況にあわせ、適宜塗布を受けることが推奨されています。

清田 義和 他 口腔衛生学会雑誌 47 307-312 1997

【まとめ】

乳歯はいずれ永久歯に生え変わるため、虫歯になっても気にしていないという声をよく聞きます。しかし、乳歯が虫歯になってしまうと、永久歯のスペースが減ってしまい、歯並びに影響を与えたり、永久歯の形、色に影響がでることがあります。お子様の将来のお口の中にご不安や、お悩みがある方はお気軽に当院にご相談ください。