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歯科医院の定期検診・メインテナンスの重要性
【定期検診で行うこと】
【定期検診の重要性】
歯科医院には、お口の中に症状・トラブルが起きてから受診することが多いと思います。しかし、症状がなくても、定期検診のために歯科医院を受診することが虫歯や歯周病などのお口のトラブルを未然に防ぎ、歯が長持ちすると研究結果で報告されています。
【海外と日本の歯科医院のかかり方の違い】
日本で一般的に歯科にかかる理由の多くは、痛みがでたり詰め物がかけたりといった症状が出てから受診されることが多いです。しかし、海外の先進国の人々は、その大半が「予防」のために歯科医院に通院しています。各国の定期検診・クリーニングに通っている人の割合と残存歯数を比較してみると、定期検診の差がそのまま残存歯数の差として現れているのが分かります。
【歯科定期検診で生涯医療費を節約できる】
定期的に歯科医院で検診・メンテナンスを受けている人は、生涯医療費が平均よりも安くなると報告されています。歯科を定期的に受診している分、48歳までは一般平均よりも医療費が高いですが、49歳からは一般平均よりも総医療費が低いです。年齢が高くなるにつれて、医療費の一般平均は大きく上昇するのに対し、検診・メインテナンスを受けている人は金額が大きく上昇することはありません。
【歯が多いほうが総医療費を節約できる】
歯の本数と医療費に関する研究報告では、歯の本数が0~4本の人は、20本以上ある人に比べ、年間の医科医療費が約19万円も高くなっていました。これは、お口の健康が、全身の健康状態にも影響を与えていることが考えられます。
【まとめ】
定期検診やメインテナンスは、歯科医院を受診するうえで最も重要なことの1つです。
虫歯や歯周病などは初期段階では、症状がでにくい病気です。症状が出てから受診することを繰り返していると、歯を失う可能性が高くなり、全身の健康状態にも悪影響を与え、また医療費も増加してしまいます。お口の健康を守るために、定期検診・メインテナンスのために適切なペースで歯科医院を受診しましょう。