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根管治療中、歯の中に穴が開いている!その対応法は?

根管治療を行っている際、『歯の中に穴が開いており、歯を抜かなければいけない』と言われたことはないでしょうか?これはパーフォレーション(穿孔)と言われ、いくつかの原因によって起こります。この穴から細菌感染することで、歯の痛みや腫れが起こります。
今回はパーフォレーションとその治療法について、ご説明します。

【パーフォレーション(穿孔)とは】

パーフォレーションは、歯の神経が存在する管(根管)と歯茎や骨と交通する非生理的な交通路のことです。根管治療の失敗の大きな原因の1つになっています。

【パーフォレーションの原因】

①医学的穿孔
最も多いのが原因であり、過去の治療中の誤った処置で、偶発的に穴をあけてしまうことです。適切な歯の解剖学的構造の知識があり、注意を払うことで回避できます。

②歯の内部吸収・外部吸収
外傷、虫歯、歯周病、矯正治療など様々な原因により、歯根が吸収してしまい、穴が開いてしまっている状態です。

③重度の虫歯
虫歯が広範囲の場合、虫歯を除去していった際に,パーフォレーションを起こしてしまうことがあります。 この場合,残っている歯が虫歯によりかなり少なくなっているため、歯の長期的な予知性は保存の予知性は低い可能性があります。

【パーフォレーションの治療法】

①MTAセメントを用いた治療
パーフォレーション部を機械的・化学的に清掃しMTAセメントを用いて封鎖する方法。
MTAセメントには以下のような特徴があり、パーフォレーション部の治療の第一選択となります。

~MTAセメントの特徴から
・優れた封鎖性
他の歯科材料と比較して、封鎖性に優れているため、より細菌の侵入を防ぐことができる。
・良好な生体親和性
生体親和性が良いため、治療後の周囲の組織の治癒や再生を阻害しない。
・親水性
歯科治療において用いられる材料は乾燥状態で、最大限の効果を発揮することが多いです。そのため、唾液や血液などの水分や湿気は、治療の成功の妨げとなります。
一方、MTAセメントは、非常に親水性が高いため、外科的な処置の際や,出血がある部位などで乾燥状態が確保できない環境下でも、効果を発揮できます。
・抗菌作用
高アルカリ性のpHのため、抗細菌性の周囲環境を生み出す。

②矯正的廷出、歯冠長延長術
パーフォレーションした位置が比較的浅い場合、歯を引っ張り上げたり、歯肉を外科的に下げることでパーフォレーション部位を歯肉より上に明示させ封鎖する治療法です。

③外科的治療
パーフォレーション部のサイズが大きい場合、パーフォレーションを非外科的に封鎖できない場合には、外科的にアポローチすることもあります。

【まとめ】

根管治療で歯の内部に穴があいているパーフォレーションは、過去には歯の保存が難しいと言われていました。しかし、現在は歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)やMTAセメントといった素晴らしい器材や材料の発展により、治療の成功率は非常に高くなっています。当院では、適切な根管治療を行うため。ラバーダム防湿やマイクロスコープ、CTなどを用いて、精密な治療を行っています。根管治療で、パーフォレーションにより抜歯を診断された方で、お悩み・不安をお持ちの方は、お気軽に当院にご相談ください。