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親知らずは抜かないとダメですか?

【親知らずとは】

親知らずは、正式名称「第3大臼歯」、別名「智歯」とも言われ、前歯から数えて8番目の永久歯のことを言います。永久歯は通常12~15歳頃に生え揃いますが、親知らずは、一般的に18~22歳頃、まれに30~40歳頃に生えてくることもあります。また、先天的に親知らずが存在しない場合もあります。

【親知らずは必ず抜いたほうが良いか】

親知らず自体や、手前の歯が虫歯や歯周病などトラブルになることが多い歯です。しかし、正常に生えており、上下の歯で機能している場合や、トラブルが置きにくい場合、また将来的に利用できる可能性がある場合は、残しておいたほうが良いこともあります。

【親知らずを抜いたほうが良いケース】

①親知らずが虫歯、歯周病にかかっている
一番奥に生えている親知らずは歯磨きが非常に難しい歯です。虫歯や歯周病にかかりやすく、治療した後の再発する可能性が高い場合は、抜くことをおすすめします。

②親知らずが正常に生えていない
親知らずが、まっすぐではなく、横向きに生えている場合、隣の歯との間に汚れが溜まり、細菌が繁殖しやすい環境になっています。その結果、一生使っていきたい手前の歯が虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。手前の歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合は、早めに抜くことをおすすめします。

③親知らずがかみ合わせや歯並びに悪影響を及ぼしている
親知らずが上下の歯でしっかり噛みあってない場合、徐々に歯が伸びてきます。その結果、噛み合わせ悪くなってきます。また横向きに生えている場合は、歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。その場合も、悪くなる前に早めに抜歯することをおすすめします。

【親知らずを抜かなくても良いケース】

①親知らずが正常に機能しており、虫歯や歯周病のリスクが低い場合
親知らずが上下の歯でしっかりと噛んでおり、将来的な問題が起こりづらい場合は抜く必要はありません。

②将来的に利用価値がある場合
親知らず以外の奥歯が失われた場合「親知らずの移植」、「ブリッジや入れ歯の支えとして利用」、「矯正治療により失った歯の場所に移動」といった治療により利用できる可能性があります。親知らずを抜いてしまった場合は、このような利用ができなくなるため、将来的に利用価値がある場合が抜かないほうが良いこともあります。

【まとめ】

親知らずは、抜く場合、抜かない場合にそれぞれメリット・デメリットがあります。重要ななことは、親知らずだけでなく、お口の中全体を精査し、メリット・デメリットの両方を天秤にかけ、抜歯の必要性を診断することです。
親知らずで不安やお悩みがある方は、お気軽に当院にご相談ください。